理容室は、顔剃りのみでも来店できるのか気になりますよね。特に、理容室を利用したことがない人は、来店前に知っておきたいですよね。この記事では、理容室で顔剃りのみをオーダーできるのか、顔剃りがもたらす5つのメリットについて解説します。理容室と美容室の違いについても詳しくお話ししていきます。大切なイベント前に、理容室での顔剃りを検討されている方はぜひ読んでみてください。
理容室は顔剃りのみでもオーダーできる？
結論を言いますと、理容室は顔剃りのみのオーダーも可能です。顔剃りは髪の毛のカットとセットでオーダーするものというイメージを持っている人もいるでしょう。しかし、希望すれば顔剃りだけでも対応してくれます。単体で、顔剃りやシェービングメニューを導入している理容室もあります。
顔剃りは女性も利用できる？
理容室の顔剃りは、男性、女性ともに対応可能です。最近では、レディース向けのシェービングメニューを導入している理容室もあります。理容室の顔剃りは、スチームや蒸しタオルをあてて肌を労わりながら行います。心地良い施術に思わず眠ってしまう女性が多いことから、理容室の顔剃りにハマる女性が増えています。
美容室で顔剃りができない理由
顔剃りをオーダーできるのは、理容室のみです。顔剃りを行えるのは、「理容師資格」と「医師資格」のみです。剃刀の免許を持たない美容師は顔剃りを行えません。ただ、顔剃りとはいえ、「化粧ノリが良くなる産毛カット」などは美容師も施術可能です。一般的な顔剃り、例えば髭を剃るなどの施術は理容師のみ施術可能です。
美容室でどこまで顔剃りできるのか
美容室でできる顔剃りは限定的なものになります。2018年4月に「グレーゾーン解消制度」において、厚生労働省から下記の回答が出されました。
『今般、美容所において、美容師を雇用し、女性客に対して化粧とそれに伴ううぶ毛剃り （頬や額を含む顔全体）を行わせるサービスを行うことを検討している事業者より、当該 サービスが美容師法第二条の「美容」に該当し、当該サービスを美容師が業として行うことができるかについて照会がありました。規制を所管する厚生労働省に確認した結果、以下の回答がなされました。
照会書に記載の事業内容については、「メイク＆シェービングサロン」と謳い「シェービング」を強調して行う事業であり、「軽い程度の顔そり」を超えたサービスを求める顧客を誘引することで、その結果、「軽い程度の顔そり」を超えた顔そりが提供される可能性がある。
提供されるサービスが「軽い程度の顔そり」を超えた場合には、その行為は理容に該当する。』
（引用：経済産業省「グレーゾーン解消制度に係る事業者からの照会に対し回答がありました〜美容師による顔そりサービスの取り扱いについて〜」）
美容室では、主な目的としてシェービングや顔剃りを行うサービスはNGとされています。しかし、化粧に付随した顔剃りなど、軽い程度の顔剃りやシェービングであれば美容室でも施術して良いとされています。
理容室の顔剃りがもたらす5つの効果
理容室で行われる顔剃りには5つのメリットがあります。
・産毛まで処理できる
・顔色が明るくなる
・肌がツルツルになる
・肌トラブルを予防してくれる
・眉毛の形もしっかり整えられる
順番に解説していきます。
産毛まで処理できる
理容室の顔剃りは、セルフではケアしにくい産毛の処理まで行ってくれます。産毛は、市販のT字カミソリや電気カミソリでは上手く剃れません。理容室では特別な一枚刃というカミソリを使用しているので、自分では処理し切れない産毛までしっかり剃ってくれるのです。
顔色が明るくなる
産毛を剃ると肌のトーンアップが期待できます。日本人の産毛は黒や茶など濃い色が多く、産毛が生えた状態だと、どうしても肌の色は暗く見えてしまいます。産毛を剃ると、元々の明るい肌が現れるので、肌がトーンアップします。顔色が明るくなると、肌に透明感が生まれ、清潔感が得られます。
肌がツルツルになる
理容室で使用されている一枚刃で顔剃りを行うと、肌がツルツルになります。一枚刃は、切れ味が抜群なので、深剃りしやすいです。古い角質まで取り除いてくれ、化粧水などの浸透力もアップします。肌のターンオーバーの周期に合わせて顔剃りを行うことで、綺麗な肌の状態をキープしやすくしてくれます。
肌トラブルを予防してくれる
顔剃りは、ニキビや吹き出物といった肌トラブルを予防してくれます。前述の通り、理容室で使用される一枚刃で顔剃りを行うと古い角質まで除去してくれます。さらに理容室では、顔を剃る前にクリームや泡を付けます。このクリームや泡は、肌をカミソリのダメージから守るだけではありません。同時に、肌の余分な皮脂まで落としてくれる効果があります。日々の洗顔以上にしっかり汚れを落としてくれるので、肌の調子まで整うのです。
眉毛の形もしっかり整えられる
理容室の顔剃りでは、眉毛の形もしっかり整えてくれます。理容室は、顔の産毛や髭だけでなく、眉毛の剃毛も可能です。眉毛は顔の印象を決める大切な要素です。自分では、うまく形を整えられなかった人や、自分に似合う眉毛を提案してほしいという人は、ぜひ理容室で相談してみましょう。眉毛や眉周りの産毛も除去してくれるので、眉毛の輪郭がくっきりし理想の眉毛に出会えます。
理容室で顔剃りを行う頻度
理容室での顔剃りは、肌のターンオーバーに合わせ月に1回の頻度で行いましょう。肌が生まれ変わる「ターンオーバー」の周期は、一般的に28日間とされています。この頻度で顔剃りを行うと、産毛と同時に古い角質を取り除いてくれます。古い角質が落ちることで、肌のくすみが取れ、トーンアップが期待できます。
顔剃りのベストなタイミング
顔剃りには、ベストなタイミングがあります。
・屋内のイベント前
・屋外のイベント前
・生理期間
適切なタイミングで顔剃りを行わないと、思わぬ肌トラブルに繋がります。大切な肌を守るために、ぜひ参考にしてみてください。
屋内のイベント前
大勢の人が集まるパーティやブライダル前には、3〜7日前に剃毛しましょう。顔剃り後は、肌の赤みが出る人もいます。顔剃り直後は、肌が敏感な状態になっているので、大切な予定を入れないほうがベストです。
屋外のイベント前
また、屋外のイベントなどで日焼けする心配がある人は、5〜7日前の顔剃りをおすすめします。顔剃り後は、特に肌が敏感なので強い紫外線を浴びると肌の赤みや痛みが出る可能性があります。
生理期間
女性に関しては、生理後1週間ほどは顔剃りを控えましょう。生理中はホルモンバランスが不安定なため、普段よりも肌が敏感になっています。そんな中、顔剃りを行うと肌トラブルのリスクが高まります。生理が終わって、肌の調子が戻ってくる頃に顔剃りを行いましょう。
顔剃りを控えた方が良い時
次に、顔剃りを控えた方が良い時についてお話しします。
・体調不良
・ニキビなどの肌荒れ
・日焼け直後
体や肌の調子が整っていない時は、顔剃りを控えましょう。いつもより、肌が敏感になっていたり、顔剃りが肌トラブルを起こす原因になったりします。肌を綺麗に見せたくて顔剃りをしたのに、これでは本末転倒です。体や肌の調子に合わせて顔剃りを行いましょう。
まとめ
理容室は、顔剃りのみでも利用できます。もちろん、男性、女性に関係なく施術可能です。店舗によっては、顔剃りやシェービングを行っていない場合があります。来店前にお店のHPなどで確認しましょう。美容室では、限定的な顔剃りしか対応できません。顔剃りメインでの施術を希望される場合は、理容室を利用しましょう。お肌を労わりながら行われるプロの施術に思わず癒されるでしょう。
